2009年度の経営状況について
2009年度1年間の経営状況について
- 経営概況
2009年度は「減収・減益」の経営状況ですが、4期連続の黒字決算の見通しとなっています。 総供給高(組合員の利用高)は、64億8,456万円、前年差▲2億3,695万円(前年比96.5)で、大幅に利用を落としています。事業総剰余(事業収入)では、前年差▲204万円(前年比99.9%)となり、減収となっていますが、供給の落ち込みと比べれば、剰余は確保されています。 一方、費用関係では、人件費は前年差▲988万円、物件費は前年差+2,057万円、共同事業運営費は前年差+285万円で、全体として経費は統制されているものの、施設への投資がかさみ、経費合計では前年差+1,353万円の伸長となっています。 その結果、事業剰余では+536万円となり、前年には及ばないものの、予算を大幅に超過達成し、辛うじて黒字を実現しています。ここから出向者の退職金などを雑収入として繰り入れて、経常剰余では+3,154万円、最終剰余では1,000万円を超える黒字となる見通しです。
- 供給状況
部門ごとに供給状況をみると、購買書籍部門は前年差▲2,473万円(前年比99.4%)、食堂部門は同じく▲1,529万円(98.8%)、旅行部門は▲1億8,208万円(88.3%)、管理部門は▲1,487万円(72.9%)と、すべての部門で利用を落としていますが、なかでも旅行部門での落ち込みが大きくなっています。
- 損益の状況
人件費については、定時職員給与は、前年差では+131万円ですが、予算差では+1,218万円で、新学期のアルバイターの人件費などで大幅な超過執行になっています。 物件費については、工学部の新施設への投資が次年度に繰り越されたこともあり、減価償却費が、前年差では+694万円ですが、予算差では▲2,301万円と、大きくマイナス執行になっています。さらに、東北事業連合への業務委託費である共同事業運営費が減額となり、前年差では+285万円ですが、予算差では▲1,182万円となっています。
比較損益計算書東北大学生活協同組合
科 目 | 2008年度実績 | 2009年度予算 | 2009年度実績 | 前年差 | 予算差 | |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 総供給高 | 67億2,152万円 | 65億4,267万円 | 64億8,456万円 | ▲2億3,695万円 | ▲5,811万円 |
2 | 供給剰余 | 13億6,817万円 | 13億4,182万円 | 13億7,250万円 | 433万円 | 3,068万円 |
3 | 共済手数料 | 1,097万円 | 456万円 | 493万円 | ▲604万円 | 37万円 |
4 | 受取手数料 | 1億5,929万円 | 1億6,347万円 | 1億5,896万円 | ▲33万円 | ▲451万円 |
5 | 受取共同事業運営費 | 825万円 | 815万円 | 865万円 | 40万円 | 50万円 |
6 | 事業総剰余 (収入合計=2+3+4+5) | 15億4,668万円 | 15億1,800万円 | 15億4,504万円 | ▲164万円 | 2,704万円 |
7 | 人件費 | 9億3,344万円 | 9億1,073万円 | 9億2,553万円 | ▲792万円 | 1,479万円 |
8 | 物件費 | 4億6,660万円 | 4億9,509万円 | 4億8,685万円 | 2,025万円 | ▲824万円 |
9 | 共同事業運営費 | 1億2,446万円 | 1億3,912万円 | 1億2,731万円 | 285万円 | ▲1,181万円 |
10 | 経費合計(=7+8+9) | 15億2,450万円 | 15億4,494万円 | 15億3,968万円 | 1,518万円 | ▲526万円 |
11 | 事業剰余(=6-10) | 2,218万円 | ▲2,695万円 | 536万円 | ▲1,682万円 | 3,231万円 |
12 | 事業外収入 | 4,045万円 | 3,137万円 | 3,243万円 | ▲803万円 | 106万円 |
13 | 事業外費用 | 371万円 | 223万円 | 625万円 | 254万円 | 403万円 |
14 | 経常剰余(=11+12-13) | 5,893万円 | 220万円 | 3,154万円 | ▲2,739万円 | 2,934万円 |