2012年3月期の経営状況について

2012年度3月期の経営状況について

  1. 経営概況

    総供給高(売上高)が予算差▲1億894万円(前年差+4億4,815万円)、供給剰余(粗利益)が同じく▲818万円(同+1億64万円)、受取手数料が同▲168万円(同+1,980万円)、事業総剰余(事業収入)では同▲818万円(同+1億64万円)で、予算には大きく届きませんでした。

    一方で、経費は人件費(職員給与など)が予算差+348万円(前年差+1,648万円)、物件費(消耗品費など)が同▲689万円(同+432万円)となり、事業剰余段階(事業収入から事業経費を差し引いた営業利益)では実績8,146万円、予算差▲645万円、前年差+9,964万円でした。震災の影響があった前年実績からは大きく改善しましたが、予算は未達成でした。

  2. 供給状況
    • 購買店舗は、前年差+3億5,819万円(前年比213.6%)、予算差▲1億635万円(予算比86.4%)でした。店舗別にみると、新生活サポートセンターは、予算差▲1億2,971万円でした。新生活用品(家具・家電)など、多くの供給が4月になります。また、キャンパスサポートセンターは、予算差+1,785万円でした。年度末にむけて震災復興関係予算が大きく動きました。
    • 食堂店舗は、前年差+3,942万円(前年比221.2%)、予算差+191万円(予算比102.7%)でした。店舗別では、あおば食堂は予算差+261万円、キッチンテラスCouleurは同+185万円と、利用が大きく伸びました。コンパ弁当は同+198万円で、謝恩会・懇親会の利用が続きました。
    • 旅行店舗は、前年差+5,037万円(前年比225.7%)、予算差▲468万円(達成率95.1%)でした。分類別にみると、通学制の自動車学校用は、予算には届いていませんが、2010年実績並みで、回復基調にあります。国内旅行は、研究室単位での宿泊利用(ゼミ・学会など)が増加している一方で、JRパック・フライトパックとも利用が増えていません。
  3. 損益状況
    • 人件費は、予算差+348万円(前年差+1,648万円)でした。定時職員の前年差は、震災による休業のためですが、予算との関係では、短期アルバイターの給与が超過して計上されています。
    • 物件費は、予算差▲689万円(前年差+432万円)でした。水道光熱費が予算差▲336万円、委託料が同▲219万円となっていますが、請求・計上月がずれているためで、ほぼ予算どおりに執行となっています。
    • 全体損益について … 事業剰余段階では実績が+8,146万円、予算差▲645万円、前年差+9,964万円でした。物件費は期ずれを加味するとほぼ予算どおりであり、実際の予算差はさらに拡大します。費用はほぼ計画内であり、収入の落ち込みが全体の事業経営を圧迫しています。

比較損益計算書東北大学生活協同組合

2012年度3月期 比較損益計算書