2012年7月期の経営状況について

2012年度3〜7月期の経営状況について

  1. 経営概況

    2012年3〜7月期の経営状況は、前年度からは大幅に回復しつつあるものの、予算には届いていません。

    総供給高は予算差▲8,734万円(前年差+7億269万円)、供給剰余は同▲1,127万円(同+1億7,361万円)、手数料は同+1,824万円(同+2,663万円)、事業総剰余では同+697万円(同+2億25万円)でした。

    一方で、経費は、人件費は予算差+607万円(前年差+3,883万円)、物件費は同+315万円(同+2,702万円)となり、いずれも超過執行となりました。

    その結果、事業剰余段階では7,931万円の黒字で、予算差▲225万円(前年差+1億3,439円)となり、前年からは大きく損益を改善させましたが、予算は未達でした。

  2. 供給状況

    ■購買店舗は、前年差+2億9,139万円(前年比120.0%)、予算差▲1億3,296万円(予算比92.9%)でした。店舗別にみると、新生活サポートセンターは予算差▲6,748万円、キャンパスサポートセンターは同▲6,576万円で、新学期事業と校費利用における予算差異が大きくなっています。新学期に関しては、パソコンと新生活用品(家具・家電)の落ち込みが大きく、前年から大きく利用を回復したものの、計画には届いていません。また、校費に関しては、2010年度実績に戻りつつあり、研究費の執行状況も活発になってきていますが、なお予算には届いていません。さらに、キャリアサポートプラザは同▲953万円でしたが、「公務員試験対策講座」は229名の受講となり、前年から41名減り、開講以来、初めて前年実績を下回りました。

    ■食堂店舗は、前年差+1億5,265万円(前年比138.7%)、予算差▲266万円(予算比99.5%)でした。店舗別にみると、コンパ弁当部は予算差▲694万円、文系食堂は同▲404万円、星陵食堂は同▲389万円、けやきダイニングは同▲336万円となり、利用の減少傾向に歯止めがかかっていません。とくに、けやきダイニングと文系食堂は、昨年の震災以降、利用減が続き、キャンパスにおける利用状況が大きく変化するなか、年度が変わっても、利用回復の兆しが見えません。一方で、あおば食堂は予算差+1,005万円、キッチンテラスクルールは同+679万円となり、前年から大きく利用を伸ばし、予算を大幅に達成しています。

    ■旅行店舗は、前年差+2億4,514万円(前年比182.4%)、予算差+4,534万円(達成率109.1%)となり、部門の中では唯一予算を達成しました。店舗別では、トラベルコープ川内店は予算差+3,941万円(前年差+1億6,107万円)、トラベルコープ工学部店は予算差+593万円(前年差+8,407万円)でした。分類別にみると、前年、震災の影響で利用が激減した自動車学校と海外航空券が大幅に利用を回復させています。

比較損益計算書

2012年度3〜7月累計 比較損益計算書