[環境活動紹介] エコツアー:2010「リサイクルと生物多様性を考える」への参加

環境活動の紹介

2. エコツアー:2010「リサイクルと生物多様性を考える」への参加

〜「割り箸リサイクル」の現場と『生物多様性』の学習〜
エコツアー

大学生協東北事業連合・環境課題学生事務局が、“環境について肌で感じる機会“を作りたい!と企画された初のエコツアー企画に参加しました。

第一の場所は福島の間伐材を使った「JUON(樹恩)割り箸」(「JUON総会」)を受け、回収された割り箸のリサイクルを行っている「小名浜合板パーティクルボード工場」を見学しました。ここでは東北以外の地域で回収された割り箸も届いており、木材の小片を接着剤と混合し熱圧成形し、木質ボードの一種「パーティクルボードを製造しています。(パーティクルボードはマンションの床・壁等の下地材・建材に使われ、一方では、表面に化粧板を貼って家具等にも使われています。)“長期間使用可能なエコ素材で、洗浄汚水も出ず、環境にも良いもの“というボードを実際に完成していくまでの、段階毎に触れることで直に確かめることができました。また2010年は「国際生物多様性年」ということで、第二の場所「環境水族館アクアマリン福島」にも訪問しました。水族館の方に「生物多様性」について、絶滅のおそれのある野生生物をリストアップし、その生息状況などの現状をとりまとめた本「レッドデータブックふくしま」http://www.pref.fukushima.jp/shizen/RedDataBook/top.htm をもとにお話ししていただきました。福島県では平成16年には豊かな自然環境を保全するため、『福島県野生動植物の保護に関する条例』が制定されています。

NPO法人 森は海の恋人 環境水族館

水族館の展示も「環境水族館」ということで、ショーなどの興業は一切行わず、地元福島の川や海に生息している生き物(飼育の難しいサンマなども!)をできるだけ、その環境に近い形で展示されているのを拝見しました。このツアーは自分の目で環境に取り組む人々や施設の姿に触れることができ、環境問題への考えを深める良い機会となりました。

こうしたことを受け、旅行部門でもエコツアーの意識的な取り組みが始められています。