[環境活動紹介] ISO-14001認証サーベイランス(2010維持審査)

環境活動の紹介

7. ISO-14001認証サーベイランス(2010維持審査)

東北大生協の環境マネジメントシステム活動の“有効性”“妥当性”を確実にするため、第三者機関「日本環境認証機構(JACO)により2010年11月25日〜26日、ISO14001のサーベイランス審査が実施され、内部監査の実施状況や目的・目標の管理・達成状況、順法の管理状況などの審査に加えて、各店舗での現場審査が行われ1件の不適合もなく、審査に合格することができました。

【総評】
  • ○認証を取得され5年が経過しました。今までは比較的に順調に推移してきましたが事業環境、組合員、社会の要求の変化に対応して、EMS活動にも課題(目的・目標を達成する上で)が出てきました。これらについては、トップは、生協のミッションまで遡る活動への展開、また評価する指標(定性的な指標も含めて)の検討等を指示しています。
  • ○「組合員とともに」「環境マインドの育成」「東北大学の環境理念・環境方針の実現」「低炭素社会の実現」に向けて、東北大生協に相応しい活動展開が期待されます。

また「審査所見総括」からは、「総評の中身」に加えて

  1. 『東北大生協らしい取り組み(学生の環境マインドの育成等)』を軸に、今後EMSに取り組んでみてはどうだろうか。そうした内容を軸にして達成感を広げていってほしい。
  2. 評価の指標・基準は複数また多数あったほうがよい
    ※例えば.「環境学習会」へ行政の参加は、学内・市民等に対して大変影響が大きいことであるなど。
  3. 削減目標(の未達成)等で「行き詰まる」ことがすべて悪いわけではない。むしろ「新たな発見」として、“数年後どうなるかを予測し、それに向けて取り組み”をしていってはどうか。
  4. 大きなものだけでなく“小さな“課題も拾おう。などの示唆をいただいております。
■東北大生協の環境マネジメントシステムの今後に向けて

環境マネジメントシステムを導入した経緯が“本来業務のマネジメントシステムを向上させるため”ことであった点を省みて、原点に戻り「環境マネジメントシステム」の活動を組織のマネジメント向上のための再起動は2010年度内にはできませんでした。2011年に引き継ぐ課題です。
トップ方針として、今後の環境マネジメントシステムにおけるアクションプランを以下のように策定し、実施します。

東北大生協環境マネジメントシステムの向上を目指します。
  • 環境マネジメントシステムを、業務改善のマネジメントツールとして位置づけ、各サイトでの業務と一体となったしたプログラムを作り出します。
  • 内部監査のやり方を見直し、監査員どうしの学び合いによりレベルを上げ、四半期に1回を目安に実施します。
  • 現行の目的目標にあらためて取り組むとともに、従来以外の新しい目的目標を環境影響評価から追及します。
法令等の遵守に努めます。
  • 環境関連法令、政令・条例等や大学からの要求等の情報入手を密にし、迅速な対応を心がけ、社会的責任を果たします。
対外・対内のコミュニケーションを充実させます。
  • 他大学生協との連携を図り、環境マネジメントシステム推進政策や環境活動の企画に反映させます。
  • 環境活動を素材とした学びと成長支援を行い、組合員の環境マネジメントへの参画を推進し、環境マインドあふれる組合員の育成に努めます。
  • パート職員を中心とした職員同士の実践交流や内報へのコラム掲載等を行い、現場職員間の情報交換を円滑に行い、サポートし合える環境作りを進めます。